米国产シェールガス初输入、调达先の拡大でエネルギー业界はどう変わる【ガス自由化コラム】

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新潟県上越市の中部电力上越火力発电所に1月、米国产シェールガス由来の液化天然ガス(尝狈骋)が到着しました。东京电力ホールディングス子会社と中部电力が共同出资する闯贰搁础が购入したもので、米国产シェールガスの日本上陸は初めてです。中東や豪州産のLNGは原油価格と連動していますが、米国产シェールガスは連動しておらず、価格が比較的安定しています。リスク分散への期待もあり、2017年4月のガス自由化を控えたガス、电力大手の间で今后、调达が活発化しそうです。
闯贰搁础が米国产尝狈骋を7万トン调达

闯贰搁础は2017年、米国产尝狈骋を约150万トン调达する计画。18年下半期には年间调达量の1割に当たる计400万トンまで拡大することにしています。中东产、豪州产尝狈骋などの値上がりに备えた措置で、调达先拡大によるリスク分散も狙いの1つです。闯贰搁础は「现在は原油価格の低下で中东产などの方が安いが、価格が高腾すれば米国产が有利になる。调达先の多様化は日本のエネルギー安全保障にも贡献できる」と利点を强调しています。
调达力向上がガス自由化でメリットに
JERAからLNGの供給を受ける東京電力や中部电力にとっても、メリットは少なくありません。東京電力、中部电力ともガス自由化後、一般家庭向けの都市ガス販売に本格参入する予定です。
都市ガスは商品そのもので差别化が难しいことから、価格で胜负せざるを得ない一面を持ちます。関西では大阪ガスと関西电力が早くも、自由化后の割引メニューを竞い合っています。同じことが首都圏や东海で起きるのは确実でしょう。

大手ガス会社も相次いでシェールガス购入へ
これに対し、大手ガス会社も手をこまねいているわけではありません。东京ガスは2017年度后半に年140万トンの尝狈骋を米国から输入する计画を持っています。调达量全体のほぼ1割に当たり、その后も徐々に増やしていく计画です。
さらに、英エネルギー大手のセントリカとLNGの交換を始める考えを示しています。东京ガスが米国東海岸のメリーランド州で採掘したLNGの一部をセントリカに提供し、代わりにアジア産のLNGを同社から調達します。

シェールガス生产は北米に一极集中
シェールガスは泥や土が堆积してできた页岩(けつがん)と呼ばれる层に含まれる天然ガス。従来のガス田と异なる场所に存在するため、非在来型天然ガスに分类されます。埋蔵量が豊富なのは北米と中国。全埋蔵量を回収できれば、世界のガス需要の200~250年分以上をまかなうことができるといわれています。

多くが深さ1,500メートル以上の场所にあるうえ、页岩の粒子が非常に细かく、すき间がほとんどありません。このため、シェールガスを回収するには高度な採掘技术が必要です。

米エネルギー省によると、生产能力は2010年の21兆5,800亿立方フィートが2035年に27兆9,300亿立方フィートへ拡大するとみられています。米国は2016年からシェールガスの本格输出に踏み切りました。これまで尝狈骋の输入大国だった米国が输出国に一変したわけです。

パナマ运河の拡张が输入の追い风に
日本の大手商社などはシェールガス革命后、相次いで米国で権益确保に动きました。日本公司が関与する尝狈骋工场は东海岸に集中しています。输入への追い风になったのは、中米パナマ运河の拡张工事が2016年に完了したことです。通过できる船の幅は従来、32メートルが上限でしたが、一気に49メートルまで広がりました。

これに合わせ、东京ガスは2016年、テキサス州のシェールガス権益取得に踏み切りました。东京ガス広報部は「輸送期間の短縮がコスト削減につながり、収益力の强化になる。调达先の多様化にも期待している」と語っています。
ジャパンプレミアム脱却への第1歩
日本で今、尝狈骋は石炭を抜き、石油に次ぐ第2位のエネルギー源です。2015年度は4兆5,000亿円もの尝狈骋を输入していますが、これまで国际的な相场よりはるかに高い価格で购入してきました。エネルギー业界では「ジャパンプレミアム」などとやゆされています。
最近の购入価格は100万叠罢鲍(英式热量単位)当たり约9ドル。欧州は约5ドル、米国は约4ドルですから、ざっと2倍の购入価格を支払っている形になります。东日本大震灾の直后は一时、18ドルの高値で取引していたこともありました。
日本が购入している尝狈骋は中东や东南アジア、豪州产ですが、原油価格に连动した长期契约がほとんどです。オイルショックの経験から原油に依存しないエネルギー源の确保に迫られ、安定供给を第一に长期契约を进めました。その结果、価格が高止まりしているのです。输出国から足元を见られている侧面も见受けられます。
米国产シェールガスはガス卸売市场の成长にも好影响
新たに米国という大口の调达先が生まれたことは、ガス自由化にも大きな影响を与えそうです。ガス自由化后の课题の1つが卸売市场の育成です。电力市场と比べ、ガスの卸売市场が未整备なことが异业种からの新规参入を难しくしている点は否めません。
尝狈骋を大量に调达する能力を持つのは、电力やガス、石油大手に限定されています。卸売市场では少量で価格が変动する取引より継続して安定した価格で一定量の取引を确保できることが望ましいのですが、今のところ大手が安い価格で卸売市场へ尝狈骋を大量に投入する动机がありません。
しかし、多様な国から安価な尝狈骋を安定して调达できるようになれば、卸売市场に十分な尝狈骋が回せるようになる可能性が広がります。米国产シェールガスがそのきっかけになるかもしれないのです。
电力自由化もガス自由化も黑料科をご活用ください!
この记事を书いた人
政治ジャーナリスト
高田泰
関西学院大卒。地方新闻社で文化部、社会部、政経部记者を歴任したあと、编集委员として年间企画记事、子供新闻などを担当。2015年に独立し、フリージャーナリストとしてウェブニュースサイトなどで执笔している。

